【マハロ会新入社員研修報告】子どもの歯を守る技術を磨く!「第2回 小児予防研修」を実施しました。

こんにちは。マハロ会では、お子様の健やかな成長とお口の健康をサポートするため、スタッフの技術向上を目的とした院内研修を定期的に開催しています。

4月16日(木)、第2回目となる「小児予防研修」を実施いたしました。今回は、より精度の高い検査と、ご家族に寄り添ったカウンセリングに焦点を当てた実習中心のプログラムです。その研修の様子をレポートいたします。

午前の部:精密な検査のための口腔内検診・撮影実習

午前中は、お子様の小さなお口の状態を正確に把握するための「診査・診断」のスキルアップを行いました。

1. 口腔内検診の復習

虫歯の有無だけでなく、歯並びや歯肉の状態を正しくチェックするための基礎を再確認しました。

2. 撮影技術の習得(基本・応用)

お子様にとって負担が少なく、かつ診断に役立つ鮮明な写真を撮るための実習です。

• 基本撮影の復習:規格性のある正確な記録

• 課題部位の撮影練習:苦手な部位を作らないための集中トレーニング

• ステップアップ・応用撮影:お口が開きにくいお子様や、特定の症例に対応する技術

午後の部:ご家族に寄り添う「ロープレ実習」

午後は、保護者の皆様が抱える不安や疑問にしっかりとお応えできるよう、対話スキルを磨くロールプレイング(模擬演習)を行いました。

ケース別ロールプレイング

お子様一人ひとりの状況に合わせた最適なアドバイスができるよう、4つのケースを想定して訓練しました。

1. 関心が低いケース:予防の重要性を分かりやすくお伝えする方法

2. 不安が強いケース:お子様や保護者様の緊張を解きほぐすコミュニケーション

3. リスクが高いケース:虫歯になりやすい環境を改善するための具体的提案

4. 機能・咬合に関するケース:歯並びや噛み合わせ、お口の習癖への対応

チーム別の実践トレーニング

歯科医師、歯科衛生士、患者役、評価役の4つの役割に分かれ、多角的な視点でフィードバックを行い、説明の質を高めました。

一問一答ゲーム

「仕上げ磨きを嫌がるときはどうすればいい?」「おやつは何を選べばいい?」といった、保護者の皆様からよくいただく質問に対し、誰が答えても正確で分かりやすい回答ができるよう、クイズ形式で知識を深めました。

Q1. 歯磨きをとても嫌がります。無理にでも磨いた方がいいですか?

A. 毎日100点を目指さなくても大丈夫です!まずは「習慣」を大切にしましょう。

無理やり押さえつけてしまうと、歯磨き自体がトラウマになってしまうことも。そんな時は、歌を歌ったり、鏡で自分の歯を見せたりして「楽しい時間」にする工夫を。どうしても難しい日は、汚れの溜まりやすい奥歯だけをサッと磨く「10秒集中」でもOKです。少しずつ、できる範囲を広げていきましょう。

Q2. 仕上げ磨きは何歳まで必要でしょうか?

A. 小学校を卒業するくらいまでは、親御さんのチェックをお願いしています。

低学年のうちはまだ手首を上手に動かせず、磨き残しが出てしまいがちです。また、乳歯から永久歯に生え変わる時期は、歯の高さがバラバラで非常に汚れが溜まりやすくなります。お子様が自分で磨いた後に「仕上げの仕上げ」として、夜寝る前だけでも大人の手で確認してあげてください。

Q3. おやつはどんなものを選べばいいですか?

A. 「食べる内容」と同じくらい「食べ方」が重要です。

キャラメルや飴、グミなどの「歯に長くくっつくもの」は虫歯のリスクを高めます。おやつには果物やふかし芋、チーズ、小魚などがおすすめです。また、だらだらと時間をかけて食べるとお口の中が酸性の状態に保たれてしまうため、「時間は15分」など、メリハリをつけて食べる習慣をつけましょう。

Q4. 歯並びが気になります。いつ頃相談すればいいですか?

A. 気になったタイミングが「相談時」です。早すぎることはありません。

永久歯が生え始める6歳前後が、矯正を検討する一つの目安になります。しかし、指しゃぶりや口呼吸などの「癖」が歯並びに影響している場合、もっと早い段階からのトレーニングで改善できることもあります。当院では成長に合わせた適切なアドバイスを行っていますので、検診の際にお気軽にお声がけください。

結びに

今回の研修は、座学だけでなく「実践」に重きを置いた内容となりました。

学んだ技術と知識を日々の診療に活かし、地域の皆様が安心してお子様を任せられる歯科医院であり続けるよう、これからも努力してまいります。

お子様のお口のことで気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。

【クリニック情報】

• 医院名: かみむら歯科・矯正歯科クリニック

• 住所: 埼玉県越谷市相模町3-246-1(駐車場40台完備、昼休みなしで診療)

048-988-1182

• 診療内容: 一般歯科、小児歯科、矯正歯科、歯科口腔外科、予防歯科、インプラント、インビザライン、口臭治療、訪問歯科

執筆者:上村 英之(Hideyuki Kamimura)
医療法人社団マハロ会 理事長 / 日本抗加齢医学会 専門医

歯科医師として「予防歯科を通じた全身の健康と幸福」を追求し、東京・千葉・埼玉に5つの大規模歯科医院を展開。
日本抗加齢医学会専門医をはじめ、日本アンチエイジング歯科学会認定医、日本禁煙学会認定指導医、日本口臭学会認定医など、予防・未病改善に関する数多くの専門資格を保持する。 一口腔単位の治療にとどまらず、ドライマウスや口臭外来、生活習慣改善までを網羅する包括的歯科医療を実践。
著書に『歯を健康にしてアンチエイジングを手に入れる方法』、『歯科革命3.0』があり、歯科医療と長寿社会の融合を提唱。現在は一般社団法人日中友好予防歯科協会 理事長として、アジア圏における予防医学の普及と歯科医療のDX化を牽引している。