虫歯は減っても歯並びが悪化?知っておきたい原因と対策

こんにちは、かみむら歯科・矯正歯科クリニックです。

お父様やお母様が子供だった頃に比べて、今の学校の歯科検診では虫歯のある子が本当に少なくなっています。実際に、フッ素の利用や親御様の丁寧な仕上げ磨きのおかげで、現代のお子様の虫歯リスクは大幅に下がりました。これは本当に素晴らしいことです。

しかしその一方で、検診の現場で私たちが強く実感しているのが、「歯並びや噛み合わせに問題を抱えるお子様が非常に増えている」という現状です。

「虫歯がない=お口の中は健康で安心」とは言い切れないのが、現代の子供たちの難しいところ。今回は、なぜ今、子供の歯並びが悪くなりやすいのか、その意外な背景とご家庭でできる対策についてお話しします。

綺麗な歯が並ばない?現代っ子の歯並びを脅かす3つの盲点

どうして歯並びがガタガタになってしまうのでしょうか。その原因は、「現代の生活環境」に隠されています。

歯のサイズに対して「あご」が小さすぎる

今の子供たちは、ハンバーグやパン、パスタといった柔らかくて美味しいものを食べる機会が増えています。あまり噛まずに飲み込める食事が日常化すると、あごの骨が刺激されず、十分に大きく育ちません。

歯の大きさ自体は昔と変わらないため、狭いあごのスペースに無理やり歯が並ぼうとして、重なったり傾いたりしてしまうのです。

「お口ぽかん」の口呼吸がクセになっている、

スマホを見ているときやゲームに熱中しているとき、お子様のお口がぽかんと開いていませんか?

アレルギー性鼻炎や姿勢の悪さから「口呼吸」が習慣になると、唇や頬が歯を押さえる力が弱まります。結果として、前歯が前方へ押し出されて出っ歯(上顎前突)になったり、噛み合わせがズレたりする原因になります。

気がつきにくい「舌の悪い癖」

リラックスしているとき、舌の先は「上の前歯のすぐ後ろの歯茎」にピタッとついているのが正しい位置です。しかし、舌が常に低い位置にあったり、飲み込むときに前歯を裏からグッと押してしまったりする癖(異常嚥下癖)があると、知らず知らずのうちに歯並びを崩してしまいます。

見た目だけじゃない!歯並びの乱れが引き起こす将来のリスク

「大人になってから治せばいいのでは?」と思われるかもしれません。しかし、成長期に悪い歯並びをそのままにしておくと、体全体の健康にも影響が及ぶことがあります。

・噛み合わせが悪く、食べ物をしっかり咀嚼できずに胃腸へ負担がかかる

・サ行やタ行などの発音がはっきりせず、コミュニケーションに影響が出る

・歯が重なり合っている部分にハブラシが届かず、将来的に虫歯や歯周病のリスクが跳ね上がる

・あごの関節に負担がかかり、将来的な顎関節症や頭痛、姿勢の悪化につながる

かみむら歯科・矯正歯科クリニックが提案する「あごを育てる」小児矯正

当院では、単にワイヤーやマウスピースなどの矯正装置を使って歯を綺麗に並べるだけの治療は行いません。根本的な原因である「あごの骨の正しい成長」を促し、それと同時に「お口の周りの筋肉のトレーニング(MFT)」を行うことで、歯が自然に美しく並ぶ土台づくり(一期治療)を大切にしています。

6歳から10歳頃の成長期にこのアプローチを行うことで、将来的に大人の歯(永久歯)を抜かずに、健康で美しい歯並びを整えられる可能性が大きく高まります。

少しでも気になったら、いつでもお気軽にご相談ください

「まだ乳歯だけど、今のうちから見ておいてもらったほうがいい?」

「ちょっと噛み合わせが反対に見えるけれど、いつ相談すべき?」

そんな少しの違和感や疑問でも、どうぞ遠慮なく当院へお気軽にお越しください。当院は駐車場を40台完備し、お昼休みなしで診療を行っておりますので、お仕事帰りや学校終わりなど、ライフスタイルに合わせて通いやすい環境を整えています。

大切なお子様が、一生自分の歯で美味しく食べ、自信を持って笑えるように、私たちが全力でサポートいたします。

【クリニック情報】

・医院名: かみむら歯科・矯正歯科クリニック

・住所: 埼玉県越谷市相模町3-246-1(駐車場40台完備、昼休みなしで診療)

・電話番号: 048-988-1182

・診療内容: 一般歯科、小児歯科、矯正歯科、歯科口腔外科、予防歯科、インプラント、インビザライン、口臭治療、訪問歯科

執筆者:上村 英之(Hideyuki Kamimura)
医療法人社団マハロ会 理事長 / 日本抗加齢医学会 専門医

歯科医師として「予防歯科を通じた全身の健康と幸福」を追求し、東京・千葉・埼玉に5つの大規模歯科医院を展開。
日本抗加齢医学会専門医をはじめ、日本アンチエイジング歯科学会認定医、日本禁煙学会認定指導医、日本口臭学会認定医など、予防・未病改善に関する数多くの専門資格を保持する。 一口腔単位の治療にとどまらず、ドライマウスや口臭外来、生活習慣改善までを網羅する包括的歯科医療を実践。
著書に『歯を健康にしてアンチエイジングを手に入れる方法』、『歯科革命3.0』があり、歯科医療と長寿社会の融合を提唱。現在は一般社団法人日中友好予防歯科協会 理事長として、アジア圏における予防医学の普及と歯科医療のDX化を牽引している。