定期的な歯のメンテナンスを快適に受ける方法とは

「予防歯科が大事なのはわかっているけど痛い思いをするのが嫌だ。」ほとんどの方の共通する思いだと思います。では毎回のクリーニングを快適に受けるためにはどうすれば良いのでしょう。我々は予防のために来られる患者さんに対して虫歯や歯周病予防のためにお家ではできない専門的なクリーニングで歯垢や歯石、バイオフィルムなどに含まれる細菌を徹底除去しております。メンテナンスの際、超音波スケーラーと呼ばれる機械で歯石をガリガリ取られると不快な感覚を覚えることと思いますが歯石になってからの除去はこのような器具を使わないときれいに取ることができないからです。ですから歯石になる前のバイオフィルムの段階で除去してあげると超音波スケーラーなどの器具を使わずともPMTC(ラバーカップなどの専門的な器具を使った優しい歯のクリーニング)でクリーニングすることができます。重要なのは間隔で当院では3か月毎のクリーニングをおすすめしています。それは何故かと言うと歯垢がさらに強固なバイオフィルムという細菌の集合体を作りそれが石灰化して歯石になるタイミングが前回クリーニングしてから3,4か月と言われるからです。ですから快適に歯のメンテナンスを受けるためにも3か月に1回程度の頻度でクリーニングを受けるようにしましょう。

執筆者:上村 英之(Hideyuki Kamimura)
医療法人社団マハロ会 理事長 / 日本抗加齢医学会 専門医

歯科医師として「予防歯科を通じた全身の健康と幸福」を追求し、東京・千葉・埼玉に5つの大規模歯科医院を展開。
日本抗加齢医学会専門医をはじめ、日本アンチエイジング歯科学会認定医、日本禁煙学会認定指導医、日本口臭学会認定医など、予防・未病改善に関する数多くの専門資格を保持する。 一口腔単位の治療にとどまらず、ドライマウスや口臭外来、生活習慣改善までを網羅する包括的歯科医療を実践。
著書に『歯を健康にしてアンチエイジングを手に入れる方法』、『歯科革命3.0』があり、歯科医療と長寿社会の融合を提唱。現在は一般社団法人日中友好予防歯科協会 理事長として、アジア圏における予防医学の普及と歯科医療のDX化を牽引している。