歯間ブラシが入らない・血が出るときは?優介先生が正しい使い方を解説

こんにちは。埼玉県越谷市のかみむら歯科・矯正歯科クリニックです。

「歯間ブラシは、太い方がよく磨ける?」

「血が出るので、使うのをやめている」

今回は、歯間ブラシについてよくある疑問にお答えします。

■ サイズ選びは「無理なく通る」が基本

歯間ブラシは、歯と歯の間のすき間に合わせて選ぶ清掃用具です。

適切なのは、力を入れずに入り、毛先が歯の側面にやさしく触れるサイズ。大きすぎると歯ぐきを傷つけ、小さすぎると十分に汚れを落とせないことがあります。

初めて使うときは小さいサイズから。場所によってすき間が異なるため、複数のサイズを使い分ける場合もあります。(lion-dent-health.or.jp, jda.or.jp)

■ 正しい使い方は、やさしく数回往復

① 鏡を見て、入れる場所を確認する

② 歯ぐきを突かないよう、ゆっくり差し込む

③ 両隣の歯の側面に毛先を沿わせ、やさしく数回往復する

前歯にはストレート型、奥歯にはL字型が使いやすい傾向があります。強くこすったり、歯ぐきの奥へ押し込んだりする必要はありません。(kennet.mhlw.go.jp)

■ 入らない場所には、使わなくて大丈夫?

一番小さいサイズでも入りにくい場所に、無理に通す必要はありません。狭い歯間は、デンタルフロスで清掃しましょう。

「すべての歯に同じ道具を使う」よりも、「その場所に合う道具を選ぶ」ことが大切です。(jda.or.jp)

また、使うたびに痛む場所や傷がある場所は、使用をいったん控えてご相談ください。抜歯・歯周外科手術直後の部位も、担当医の指示に従いましょう。

■ 血が出たら、必ず中止するべき?

歯ぐきに炎症があると、軽い刺激でも出血することがあります。一方で、サイズや力加減が合わず、傷つけている可能性もあります。

少量の出血だけで使用できないとは限りませんが、出血させるために強くこするのは避けてください。 出血が続く、量が多い、痛みや腫れを伴う場合は、歯科医院で確認しましょう。(lion-dent-health.or.jp)

■ 使い終わったら、洗浄と乾燥を

繰り返し使用できる製品は、流水で汚れを落として乾燥させます。毛が乱れたりワイヤーが曲がったりしたら交換を。使い捨て製品は、商品の表示に従ってください。(lion-dent-health.or.jp)

■ 自分の歯に合うサイズを、一緒に確認しましょう

歯間ブラシで大切なのは、力よりもサイズと使い方です。

かみむら歯科・矯正歯科クリニックでは、お口の状態に合わせた清掃用具の選び方や使い方をご案内しています。「今のサイズで合っている?」と迷ったら、普段お使いの歯間ブラシをお持ちください。

執筆者:上村 英之(Hideyuki Kamimura)
医療法人社団マハロ会 理事長 / 日本抗加齢医学会 専門医

歯科医師として「予防歯科を通じた全身の健康と幸福」を追求し、東京・千葉・埼玉に5つの大規模歯科医院を展開。
日本抗加齢医学会専門医をはじめ、日本アンチエイジング歯科学会認定医、日本禁煙学会認定指導医、日本口臭学会認定医など、予防・未病改善に関する数多くの専門資格を保持する。 一口腔単位の治療にとどまらず、ドライマウスや口臭外来、生活習慣改善までを網羅する包括的歯科医療を実践。
著書に『歯を健康にしてアンチエイジングを手に入れる方法』、『歯科革命3.0』があり、歯科医療と長寿社会の融合を提唱。現在は一般社団法人日中友好予防歯科協会 理事長として、アジア圏における予防医学の普及と歯科医療のDX化を牽引している。