歯周病の進行について

歯周病は初期の段階では自覚症状がなく、自分自身で気づかずに進行していくことがほとんどです。
だからこそ自覚症状が出て歯医者を訪れる時にはかなり悪化していることが多いとされています。

ですから大切な歯を守るためにも歯周病の進行状態と症状を正しく理解しなければなりません。
歯周病は大きく分けて「歯肉炎」と「歯周炎」の2つの時期に分けられ軽い症状の歯肉炎から重症の歯周炎に至るまでを順を追って解説いたします。

●歯肉炎

歯ぐきが腫れて炎症を起こし、歯磨きすると出血しやすい状態です。
痛みはほとんどなく、歯周ポケット(歯ぐきの深さ)は1~2mmで炎症は歯肉に限局し骨に影響が及んでいない状態といわれています。

●軽度歯周炎

歯肉は腫れて歯周ポケットが2~4mmまで深くなる状態です。
口臭もみられ、歯ぐきの出血も多くなるといわれています。

●中等度歯周炎

歯周ポケットがさらに深くなり、4~6mm程度になる状態です。
歯肉の炎症はさらにひどくなり歯周ポケットから排膿してくることもあります。よって口臭もさらにひどくなる傾向にあります。
歯を支える歯槽骨が少しずつ溶かされはじめた状態です。

●重度歯周炎

歯周ポケットの深さが6mm以上になり、歯を支える歯槽骨はさらに溶かされ歯がグラグラしてくる状態です。
噛むと痛みが出るため最悪の場合、抜歯ということもあります。

このように初期の歯周病は無症状に静かに進行していくので歯周病に対する正しい知識を持って早めに治療や予防のための介入をしていかなければなりません。歯周病を本気で予防したいという方は越谷のかみむら歯科・矯正歯科クリニックまでお気軽にご相談ください。

医療法人社団マハロ会理事長でアンチエイジングの専門医として東京、千葉、埼玉に大規模歯科クリニックを5医院運営、法人理念は「予防歯科を通じて国民の健康と幸福に寄与する」ことをスローガンとし「歯を健康にしてアンチエイジングを手に入れる方法「歯科革命3.0」など予防に関する書籍を執筆、現在は一般社団法人日中友好予防歯科協会理事長として中国での予防歯科の普及にも尽力している。