歯周病とメタボリックシンドロームの関係性

歯周病とメタボリックシンドロームとの関係性について解説いたします。
メタボリックシンドロームとは、「高血圧」「高血糖」「脂質異常症」のいずれかを2つ以上あわせ持った状態を指します。原因は喫煙や過度な飲酒などの不良や生活習慣に加え運動不足、暴飲暴食、栄養不良、過度なストレス、などによって徐々に健康が損なわれることにあります。
いきなり脳卒中や心筋梗塞などの重篤な病気になるのではなく、生活の中でこれらのことが重なって時間の経過とともに発症すると考えられています。歯周病もその原因の一つでメタボリックシンドロームの最上流に位置するドミノのひとつと考えられています。


歯周病が全身疾患の発症や重症化に深く関わっていることがわかっている現在、たかが虫歯や歯周病と思わずこの段階で防いでいくことが大切なのです。

ドミノが倒されていくと最終的に糖尿病、心疾患、脳卒中につながります。

虫歯や歯周病は初期の段階では自覚症状も少ないため、自分で気づくことがむずかしいので定期的に検診をしてお口の健康と身体の健康を維持しましょう。

医療法人社団マハロ会理事長でアンチエイジングの専門医として東京、千葉、埼玉に大規模歯科クリニックを5医院運営、法人理念は「予防歯科を通じて国民の健康と幸福に寄与する」ことをスローガンとし「歯を健康にしてアンチエイジングを手に入れる方法「歯科革命3.0」など予防に関する書籍を執筆、現在は一般社団法人日中友好予防歯科協会理事長として中国での予防歯科の普及にも尽力している。