口内炎が2週間治らなければ要注意、早めに歯科医師にご相談ください。

「話す」「食べる」「飲む」「味わう」などの人生の楽しみを奪いかねない口腔癌、発見が遅れ、取り返しの付かないことになる前に早期発見、早期治療が何より大切です。口腔がんの場合、初期段階(ステージⅠ)で治療をすれば5年後の生存率は97%以上と言われており外科手術においても切除範囲も最小限で済むため、その後の社会生活において大きな支障をきたすことはあまりありません。

しかし口腔がんは初期の段階では無症状に経過する事が多いため発見が遅れその後のダメージを大きくすることが多い癌です。そこで自己診断の目安として2週間以上治らない口内病変があったら痛くなくても早めに歯医者さんで診てもらうことをおすすめします。理由は口腔粘膜のターンオーバー(細胞の入れ替わり)が14日くらいと言われているからです。通常の口内炎なら細胞の入れ替わりによって2週間くらいで治るものが細胞の異形成により治らない場合は口腔がんを疑う必要があるのです。口内炎が2週間治らなければ要注意、早めに歯科医師にご相談ください。

医療法人社団マハロ会理事長でアンチエイジングの専門医として東京、千葉、埼玉に大規模歯科クリニックを5医院運営、法人理念は「予防歯科を通じて国民の健康と幸福に寄与する」ことをスローガンとし「歯を健康にしてアンチエイジングを手に入れる方法「歯科革命3.0」など予防に関する書籍を執筆、現在は一般社団法人日中友好予防歯科協会理事長として中国での予防歯科の普及にも尽力している。