インビザライン(※)って何?
※サイト内「インビザライン」の表示は全て「マウスピース型矯正装置(インビザライン)」と置き換えて表記します。またページ文末のテキストも併せてご覧ください。
最近よく聞く歯の矯正の方法「インビザライン」は、透明で薄い素材で出来たマウスピース型矯正装置です。
約25年間前からのノウハウがあり、約1400万件以上、世界100か国以上でお子さんから大人の患者さんが矯正をしています。(2022年10月現在)
「インビザライン・システム」は、グッドデザイン賞2022に選ばれました。
インビザラインのメリット
実際どんなメリットとデメリットがあるのでしょうか?
メリット1 目立たない
従来のワイヤー(針金)での矯正器具は、目立つだけでなく、針金が口の中で当たり口内炎が出来ることもありましたがその心配はありません。
メリット2 取り外しができる
ご飯を食べるときは外してもOKなので、歯磨きが容易です。
メリット3 矯正後の歯並びシミュレーションが見える
歯型から矯正後をシミュレーションが可能、キレイになった歯並びの自分をイメージできます。
従来の針金での矯正ではできなかったことが、インビザラインでの矯正では可能です。
メリット4 型どりがスキャナーで出来るので快適&正確
上の画像の右側にある棒状のものがスキャナーです。
スキャナーでの型どりは、従来の粘土のような型どりと何が違うのでしょうか?
A
従来の型どり:オエっとなることもある/粘土のようなものを口の中に入れて数分開けたままでいなくてはならない
スキャナーでの型どり: 棒状のスキャナーでの型取りは、オエっとならずに短時間で終わるので快適
B
従来の型どり:型どりの材料の混ぜ方や乾燥工程、型どりをする人のスキルに左右されるところがある
スキャナーでの型どり:スキャンなので、正確なデータが得られる
C
従来の型どり:歯型の模型をアメリカまで送付
スキャナーでの型どり:データをデジタルで送付するためマウスピースが出来上がるまでの時間が短縮
インビザラインでの歯の矯正デメリット
メリットもありますが、気を付けなくてはいけないこともあります。
デメリット1装着時間を守らないと歯は動かない
マウスピースでの矯正は、装置外している時間が長くなると歯は動きません。
インビザラインは、就寝時も含め1日22時間以上の装着が必要です。
時間が守れなかった場合、治療期間が長くなるだけでなくマウスピースが合わなくなるため、マウスピースの再製作が必要になる場合もあります。
デメリット2治療期間が長く続きます
一般的に上下両方の矯正で1年~3年、部分矯正で2ヶ月~1年くらいかかります。
その間、毎日「自分で」マウスピースを付け、約月1回ペース通院することになります。
デメリット3症例によって出来ない場合がある
その場合は矯正歯科医がその旨お知らせしますのでご安心ください。
デメリット4患者さんのやる気が必要です
虫歯の治療のように、受身で「歯医者さんに来ておしまい」という治療ではなく、「自分でマウスピースを入れて治す」という能動的な治療です。
当院矯正医もサポートしますが、ご本人のマウスピース装着が一番大事になる治療です。
インビザラインでの歯の矯正の手順
「いったいどんな風に矯正するの?」
ここでは手順についてご紹介します。
1.相談後、歯型をスキャン&治療計画を立てる
まずは相談をし、インビザラインでの矯正が可能かどうかを判断します。
インビザラインでの矯正が大丈夫であれば、歯型を棒状のスキャナーで撮ります。
「クリンチェック」というシミュレーションソフトで、治療後の歯並びをその場で見る事が出来ます。
その際、期間や費用、抜歯の有無や歯を削る必要があるか?など、患者さんと話し合いながら治療計画を作ります。
治療計画策定後、デジタルデータをアメリカのアライン・テクノロジー社に送り、マウスピースを製作します。
2. 約2週間で、マウスピースが到着&治療スタート
マウスピースが届いたらつけ外しのコツやお手入れ方法についてご説明、いよいよ治療スタートです!
定期的に新しいマウスピースに交換すると、少しずつですが確実に歯が動きます。
3.定期的な通院
少しずつ違うマウスピースを付け替えることで歯が動いてきます。
矯正の進み具合がどうか?問題はないか?を確認するために定期的に通院します。
4.後戻り防止のため保定装置を付けます
歯を動かす期間が終わっても、歯は後戻りしようとします。
後戻りを防止のため保定装置(ほていそうち:リテーナー)をつけます。
保定期間中は、定期的に通院していただき、状態の確認や歯のクリーニングを行います。
※同時にホワイトニングもできます。
料金表
こちらのページをご覧ください。
矯正治療はまず「相談」から
歯並びがよくなると周りの人に褒められます。
歯並びを気にして歯を見せて笑えなかった人が、急に良くしゃべるようになったり笑うようになるのはよくある話です。
ガタガタの歯並びの方は、歯磨きのしやすさを心地よく思います。
歯の矯正は、歯がどれだけ大切かを学ぶチャンスともいえます。
気軽に来ていただくために、越谷のかみむら歯科・矯正歯科クリニックでは費用をいただかずにご相談いただけます。
歯の矯正について「知る」こと=歯に起きる様々なトラブルを予防できることを知ることです。
当医療法人の理念は「予防歯科を通じて国民の健康と幸福に寄与する」です。
歯の矯正は、将来の虫歯や歯周病予防に大きく貢献する治療なので、当医療法人の理念、何よりも患者さんの歯を守るための大事な治療だと考えております。
お気軽にお問い合わせください。
※1マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けていない未承認医薬品です。
※2マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、米国アライン・テクノロジー社の製品であり、インビザライン・ジャパン株式会社を介して入手しています。
マウスピース型矯正装置(クリアライナー)は、ASO社の製品であり、ASO Internationalを介して入手しています。
※3国内にもマウスピース型矯正装置として医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けているものは複数存在します。
※4マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、1998年にFDA(米国食品医薬品局)により医療機器として承認を受けております。
※5マウスピース型矯正装置(インビザライン) (クリアライナー)は、完成物薬機法対象外の歯科矯正装置であり、承認薬品を対象とする医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。
※1矯正歯科治療は公的医療保険の適応外の自費(自由)診療となります。
※2
A:成人矯正の場合、抜歯を伴う場合は3年前後で通院回数は約30回、抜歯を伴わない場合は2年前後で約20回です。
B:小児矯正の場合、永久歯が生え揃うまで通院していただきますので、矯正治療をスタートするタイミングとその後の永久歯との交換の早さによって前後します。
平均すると3年程度で、通院回数は約30回です。
C:部分矯正の場合、0.5~1.5年程度で通院回数は約5~15回です。
※3矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について
①最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2週間で慣れることが多いです。
②歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
③装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
④治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
⑤歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
⑥ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
⑦ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
⑧治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
⑨治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
⑩様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
⑪歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
⑫矯正装置を誤飲する可能性があります。
⑬装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
⑭装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
⑮装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
⑯あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
⑰治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
⑱矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
Staff Interview
理事長 上村英之
Staff Interview
矯正医師 遠藤則和
Staff Interview
口腔外科担当 西原昇
Staff Interview
衛生士 鈴木麻里子