冷たいものを飲んだ時に歯がキーンとするのは知覚過敏の疑いが!
知覚過敏とは何なのでしょうか?
歯ブラシが触れたり、冷たいものを飲んだ時、風にあたった時に歯に痛みを感じることです。
一過性のもので、むし歯や神経の炎症がない時に見られる症状を言います。
知覚過敏の原因
歯の最も表面にある「エナメル質」は削っても痛みを感じません。
その下の象牙質(根の部分はエナメル質がなく、象牙質が最も表面になっています)は擦ったり、冷たいもの、風などに触れると痛みを感じます。
通常、象牙質はエナメル質で覆われているので痛みを感じませんが、象牙質が露出すると神経にさわり、知覚過敏となります。
では、どんな時に象牙質が露出するのでしょうか?
1.歯ぐきが下がった
歯ぐきの位置は、年齢とともに少しずつ下がってきます。
それに伴い歯の根っこが露出し、象牙質がむき出しになるため、知覚過敏を起こします。
2.歯が折れた
事故やスポーツなどで歯が折れて、象牙質がむき出しになると、知覚過敏になることがあります。
3.歯のすり減り
歯は使っていれば少しずつすり減ります。
また、歯ぎしりやブラッシングのし過ぎなどですり減ることもあります。
人によってすり減り方も様々ですが、象牙質が露出すると知覚過敏になることがあります。
知覚過敏は虫歯のサイン?
歯の最も表面にある「エナメル質」は、pH5.5より低くなる(酸性に傾く、数値的に小さくなる)と溶け始めます。
私達が日々食べるもの・飲むものの多くは酸性です。
食後5分たつと口の中のpHが下がりはじめ、pH5.2以下になると、歯を溶かしはじめることがわかっています。
ですので、炭酸飲料(pH2~3)などの酸性度の高い飲み物を時間をかけて飲む習慣があると、歯は簡単に溶けて
内部の象牙質が露出します。
この状態を「酸蝕歯(さんしょくし)」といいます。
象牙質は、エナメル質より酸に弱いので、知覚過敏が起きやすくなります。
また、象牙質が露出すると、虫歯にもなりやすくなります。
気になる症状が出てきたら、遠慮なさらず越谷のかみむら歯科・矯正歯科クリニックに御相談くださいませ。
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理事長 上村英之
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矯正医師 遠藤則和
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口腔外科担当 西原昇
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衛生士 鈴木麻里子