歯磨き、ちゃんと出来てる?

虫歯や歯周病を予防するには毎日の歯磨きがとても重要です。ただ習慣的に磨いていてもしっかり歯垢を落とせていなければその効果も半減してしまいます。そこで歯磨きのポイントをおさらいしてみたいと思います。

まずは自分にあった歯ブラシや歯間ブラシのサイズをかかりつけの歯医者さんで選定してもらうことから始めましょう。歯間ブラシのサイズが大きすぎたりすると逆に歯茎を傷つけてしまうことがあるので注意が必要です。また、使い古して毛先が開いてしまった歯ブラシで磨いても歯垢は落ちないので1ヶ月に1回程度を目安にこまめに交換しましょう。具体的に歯磨きの仕方はまず歯ブラシをエンピツ持ちで力を入れすぎず細かく振動させ順番を決めて磨いていくことです。そして特に歯周病予防を目的とした磨き方は歯と歯茎の境目に毛先を斜め45度に当てて、歯周ポケット内部の汚れを優しく落とすイメージで磨いていきます。最低2分は歯磨きしてください。歯ブラシでの歯磨きが終わったら特に汚れが残りやすい歯と歯の間をフロスや歯間ブラシで磨いていきます。歯ブラシだけでの歯垢除去率はせいぜい60%くらいと言われているので仕上げにフロスや歯間ブラシでの清掃をきちんと行い完結するようにしましょう。

医療法人社団マハロ会理事長でアンチエイジングの専門医として東京、千葉、埼玉に大規模歯科クリニックを5医院運営、法人理念は「予防歯科を通じて国民の健康と幸福に寄与する」ことをスローガンとし「歯を健康にしてアンチエイジングを手に入れる方法「歯科革命3.0」など予防に関する書籍を執筆、現在は一般社団法人日中友好予防歯科協会理事長として中国での予防歯科の普及にも尽力している。