学校歯科検診を終えて

毎年、新時期が始まると学校歯科検診があります。今年も学校歯科医として長年担当させていただいている越谷高校の検診に4/27(木)行ってまいりました。

検診を終えて思うことは昔に比べて虫歯が非常に少なくなったということです。これは予防歯科が多くの人々に浸透し口腔衛生概念が高まったことによるものだと思います。それこそ昔はむし歯のない子どもを探す方が大変だったのに今では反対でむし歯がある子を探すほうがたいへんなそんな良い時代になってきました。その反面、歯並びの悪いお子さんが非常に多くなったような気がします。それは昔に比べ柔らかい食べ物を食べるようになったことが原因としてあげられます。しっかり噛んで食べるということが少なくなったせいで顎の大きさが小さくなって歯が並びきれなくなったのです。歯並びが悪くなるとプラークコントロールが難しくなり歯周病のリスクが上がるので矯正で歯並びを治したり、日頃の歯磨きで歯周病ケアもしっかり行っていかなければいけませんね。

医療法人社団マハロ会理事長でアンチエイジングの専門医として東京、千葉、埼玉に大規模歯科クリニックを5医院運営、法人理念は「予防歯科を通じて国民の健康と幸福に寄与する」ことをスローガンとし「歯を健康にしてアンチエイジングを手に入れる方法「歯科革命3.0」など予防に関する書籍を執筆、現在は一般社団法人日中友好予防歯科協会理事長として中国での予防歯科の普及にも尽力している。