学校歯科検診を終えて
毎年、新時期が始まると学校歯科検診があります。今年も学校歯科医として長年担当させていただいている越谷高校の検診に4/27(木)行ってまいりました。
検診を終えて思うことは昔に比べて虫歯が非常に少なくなったということです。これは予防歯科が多くの人々に浸透し口腔衛生概念が高まったことによるものだと思います。それこそ昔はむし歯のない子どもを探す方が大変だったのに今では反対でむし歯がある子を探すほうがたいへんなそんな良い時代になってきました。その反面、歯並びの悪いお子さんが非常に多くなったような気がします。それは昔に比べ柔らかい食べ物を食べるようになったことが原因としてあげられます。しっかり噛んで食べるということが少なくなったせいで顎の大きさが小さくなって歯が並びきれなくなったのです。歯並びが悪くなるとプラークコントロールが難しくなり歯周病のリスクが上がるので矯正で歯並びを治したり、日頃の歯磨きで歯周病ケアもしっかり行っていかなければいけませんね。