冬の口角炎・口内炎の予防

―乾燥の季節にお口を守るために―

冬は空気が乾燥し、気温も下がるため、口元やお口の中のトラブルが起こりやすくなります。特に多いのが 口角炎 と 口内炎。
「唇の端が切れて痛い」「食事がしみる」「なかなか治らない」…とお困りの方も少なくありません。

ここでは、埼玉県越谷市のかみむら歯科・矯正歯科クリニックが、冬に増える口角炎・口内炎の原因と予防法をわかりやすくご紹介します。

■ 口角炎・口内炎が冬に増える理由

  1. 乾燥によるバリア機能の低下

冬は湿度が低く、唇や口の粘膜が乾燥しやすくなります。
乾燥すると小さな傷ができやすく、菌が入り込んで炎症を起こす原因に。

  1. 免疫力の低下

寒さによる体調不良や栄養不足、睡眠不足などで免疫力が下がると、口内炎ができやすくなります。

  1. マスクの摩擦・蒸れ

マスクのこすれで口角が荒れたり、蒸れによって雑菌が繁殖して口内炎が悪化することもあります。

■ 冬の口角炎・口内炎を防ぐポイント

  1. 唇と口角を乾燥から守る
    • ワセリンや保湿リップをこまめに塗る
    • 口角が切れやすい方は、外食時にも保湿剤を携帯
    • 舌で唇を舐めるクセは乾燥を悪化させるので注意
  2. ビタミンをしっかり摂る

特に効果的なのは以下の栄養素です:
• ビタミンB2:乳製品、卵、レバー
• ビタミンB6:魚、大豆製品
• ビタミンC:果物、野菜

栄養バランスを整えることで粘膜の修復が早くなります。

  1. 口腔内を清潔に保つ
    • 毎日の歯磨きを丁寧に
    • 冬こそ舌磨きやフロスの習慣がおすすめ
    • マスクはこまめに交換し、雑菌の繁殖を防ぐ

清潔なお口は炎症予防の基本です。

  1. 冬こそ水分補給を意識する

喉が渇いていなくても、少しずつ水を飲むことで粘膜が潤い、口内炎予防になります。

  1. 合わない入れ歯・矯正装置は早めに相談

粘膜に当たって傷をつくり、口内炎の原因になることがあります。
痛みや違和感があれば早めに歯科医院へ。

■ こんな症状は早めに歯科を受診しましょう
• 口角が何度も裂ける
• 口内炎が2週間以上治らない
• 痛みが強く食事がつらい
• 入れ歯や装置が当たっている

症状が長引く場合は、他の病気が隠れていることもあるため注意が必要です。

■ 冬のお口のトラブルはご相談ください

埼玉県越谷市のかみむら歯科・矯正歯科クリニックでは、
口角炎・口内炎の原因に合わせた治療や生活習慣のアドバイスを行っています。

粘膜のトラブルは放置すると悪化しやすいので、気になる症状があればお気軽にご相談ください

医療法人社団マハロ会理事長でアンチエイジングの専門医として東京、千葉、埼玉に大規模歯科クリニックを5医院運営、法人理念は「予防歯科を通じて国民の健康と幸福に寄与する」ことをスローガンとし「歯を健康にしてアンチエイジングを手に入れる方法「歯科革命3.0」など予防に関する書籍を執筆、現在は一般社団法人日中友好予防歯科協会理事長として中国での予防歯科の普及にも尽力している。