歯の着色、変色の原因について

歯が黄ばんでいると顔の印象が暗く見えます。

その原因はさまざまです。着色の原因を下記に列挙いたします。

①食べ物・飲み物による着色

コーヒー、お茶、紅茶、赤ワイン、チョコレート、カレーのようなものが着色の原因としてあげられます。

②たばこによる着色

たばこのヤニ自体が黄ばみの原因になりますがそれだけではなくベトベトしているため飲食による着色汚れが着きやすります。

③治療後の詰め物や被せ物の劣化による変色

保険で使用される白い被せ物や詰め物はプラスチックが使用されており水分を吸収するので時間の経過とともに少しずつ黄ばんできます。
変色しないセラミックの素材がおすすめです。

④加齢による変色

歳をとってくるとエナメル質の部分が薄くなり下の象牙質の色がすけてくるため黄色味を帯びてみえるようになります。

さらに、歯の表面に傷がついて、その傷に着色がつき黄ばみが目立ちやすくなっていることも考えられます。

⑤虫歯による変色

初期の虫歯は歯が白っぽくみえたり黄ばんでしまうこともありますが虫歯の段階が進むと黒っぽい色になります。

⑥テトラサイクリンによる変色

日本では昭和40年代に風邪薬のシロップとして抗生物質のテトラサイクリンが使用されていました。これを歯の形成期に大量摂取すると歯の変色が起きました。このような副作用があったため現在では使用されておりませんが中高年の方に稀に見られます。

執筆者:上村 英之(Hideyuki Kamimura)
医療法人社団マハロ会 理事長 / 日本抗加齢医学会 専門医

歯科医師として「予防歯科を通じた全身の健康と幸福」を追求し、東京・千葉・埼玉に5つの大規模歯科医院を展開。
日本抗加齢医学会専門医をはじめ、日本アンチエイジング歯科学会認定医、日本禁煙学会認定指導医、日本口臭学会認定医など、予防・未病改善に関する数多くの専門資格を保持する。 一口腔単位の治療にとどまらず、ドライマウスや口臭外来、生活習慣改善までを網羅する包括的歯科医療を実践。
著書に『歯を健康にしてアンチエイジングを手に入れる方法』、『歯科革命3.0』があり、歯科医療と長寿社会の融合を提唱。現在は一般社団法人日中友好予防歯科協会 理事長として、アジア圏における予防医学の普及と歯科医療のDX化を牽引している。