インプラントとブリッジ、それぞれのメリット、デメリットについて

虫歯や歯周病、外傷などが原因で失った歯を補う方法として入れ歯、ブリッジ、インプラントという3つの方法があります。今回はインプラントとブリッジのそれぞれのメリット、デメリットについて解説したいと思います。

ブリッジでの修復
インプラントでの修復

まず、ブリッジは入れ歯と違って装着感が良く慣れてくるとほぼ違和感なく使える反面、失った歯の両サイドの健康な歯を削って被せ物でつながなければならないため大きく削ることによって後で歯がしみたり、傷んだりするケースがでてきます。そのため全てではありませんが、あらかじめ土台になる歯の神経を抜かなければならない場合がありこれが最大のデメリットと言えるでしょう。

一方、インプラントは歯を失った箇所に人工歯根を埋めてその上にセラミックなどで被せ物を装着するというものなのでブリッジのように隣りの歯を削ることもありません。デメリットといえばオペが必要、保険が効かないので治療費が高額になる、治療期間が長いなどがあげられます。

それぞれの治療法にはメリット、デメリットがあるのでそれらを充分理解した上で患者さん自身にあった方法を選択して欲しいと思います。

医療法人社団マハロ会理事長でアンチエイジングの専門医として東京、千葉、埼玉に大規模歯科クリニックを5医院運営、法人理念は「予防歯科を通じて国民の健康と幸福に寄与する」ことをスローガンとし「歯を健康にしてアンチエイジングを手に入れる方法「歯科革命3.0」など予防に関する書籍を執筆、現在は一般社団法人日中友好予防歯科協会理事長として中国での予防歯科の普及にも尽力している。