矯正って、ネット上に情報がいっぱいありすぎて、どれを信じていいかわからないのですが、越谷のかみむら歯科・矯正歯科クリニックでできる矯正はどんな方法ですか?
矯正って、答えがないのです。
答えがない?
どんなやりかたでも、結局は患者さんの治したいところ、主訴(しゅそ)が治ればそれが良い治療なのです。
どの方法にするのは、主訴が治る、すなわちゴールが決まれば決まってきます。
方法はいくらでもあるので、ゴールにいける最短の方法を考えます。
例えば期間だって、5年かかるより、3年でおわるほうがいいじゃないですか?
患者さんに負担の掛らない方法を考えます。
例えば唇側にやっている矯正だろうが、内側にやっている矯正だろうがどれでも僕はいいと思うのです。
ブラケット1つにしても、いろんなブラケットがあるんです。
例えば、歯を抜かなきゃならないという先生もいるし、抜かなくてもいいという先生もいる。
抜くか抜かないかは、ゴールをどこにするかよって決まってきます。
歯を抜かないことで、口元が飛び出ちゃう場合もありますので、歯を抜くことが全てが駄目というわけではないのです。
歯を抜かなければ、治療は速く終わりますが、歯に無理な並び方になることもあります。
全て歯を抜かなければいいというわけではありません。
私がいつも患者さんにいうのは、「歯を抜いてしまうデメリットよりも、他の歯を守るメリットが勝つときは、歯を抜かさせていただきます」と言います。
「4本を犠牲にしてでも他の歯を守れるのであれば、私は歯を抜く治療もします」ということを言います。
例えば、「歯並びがガタガタで気になる」といっても、そのガタガタの原因は患者さんごとに違います。
場合によっては、子供の矯正治療をやっておけば、大人の矯正治療になったときに、抜かなくていい場合があります。
矯正のプロセス(過程)の一例として、反対咬合(受け口)の場合は、
どんな方法を取るのですか?
骨格的な原因なのか、姿勢の原因なのかによって治療方法が変わってきます。
乳歯列、すなわち子供であれば、マウスピースや、前歯が永久歯ならワイヤーも使います。
骨格的なバランスを整える場合は、口腔外装置というのも使います。
プロセスって言われても、患者さんごとに全く変わってしまうんですね。
プロセス(過程)の最初は、検査からですか?
いや、最初は「相談」です。
口の中を見させて欲しいのです。
まず主訴を聞きたいんです。
どこを直して欲しいかを聞いて、まずは見た目(視診)でどんな治療があるかを説明します。
それ以上のことは検査をしてみないと分からないので、検査を進めます。
ざっくばらんな話、どこまでがタダですか??
「説明」までです。視診もタダです。レントゲンは検査に入りますのでお金が掛ります。
レントゲンは保険診療になりますか?
なりません。
矯正は、全部自費診療です。
顎変形症とか口唇口蓋裂などの先天性疾患で診断名の付くのは保険適用になります。
「説明」まではタダということですね?
「相談」と提案の「説明」までは、タダです。
提案の内容は、矯正の方法、治療期間、費用の見積・概算です。
そのために、お口の中も拝見します。
口の中を見るのは、タダです。
「何度でもただ」です。
何度でもタダ?
一度考えてまた来たいとか、もっと聞きたいことがあるとか、
インターネットの他の情報を見てきたとか、
一度話を聞けばいろいろ他の質問も出てくると思うのです。
ですので、遠慮なさらずに何度でも話をしにきてください。
タダでどこまでやってくれるのか、はっきり記載されている
ホームページがなかなかないので安心しました。
レントゲンを撮って「診断」するところから、お金が掛ります。
「相談に行きました、お金取られます」と思っている方が多いと思います。
口の中を見るのは、タダが当たり前と思ってやっていました。
こちらの感覚と患者さんの感覚が違うんですね。
検査より前は、お金は掛りません。
矯正したいけど、どうしたらいいか迷われている方へのアドバイスをお願いします。
とにかく私は、迷われている方の『話を聞きたい』のです。
医院に来てもらって、話がしたいのです。
話をして、悩んでいる点を明確にしてもらいたいのです。
私が矯正医になろうと思ったきっかけをお話しますね。
私自身は矯正治療はしていませんが、小さい頃から「歯並びきれいですね」と言われてきたんですね。
それがすごく嬉しくて、その気持ちを皆さんに味わってほしいと思ったのです。
共有したいのです。
それが矯正医になった根本です。
自分が言われて嬉しかったことを、患者さんも言われて「嬉しい!」と思ってほしい。
嬉しいと思うんですよね、歯並びガタガタの人が「あ、歯並びきれいになったね!」と言われたら。
劇的ビフォア・アフターみたいな。
1ヶ月で相当変わるんですよ、歯並びは。
ガタガタが強い人ほど、見た目が変わるんです。
全ての患者さんが変わるという訳ではないんですけどね。
歯並びが変わると、モチベーション変わります。
「事情があって、治療を中断したい」と言ってこられた患者さんがいらっしゃったんですが、
「せっかく始めたんだから是非続けてください!」と言ったら、
矯正をしている娘さんが「歯並びが変わったね!」とみんなに言われて、言われることが嬉しいと言うお話をききました。
ということで、また続けることにしていただいたんです。
矯正の期間はどれくらいかかりますか?
大人は2年半~3年半かかります。
子どもは期間を設けることが難しいですが、生え変わりの経過観察もします。
子どもの矯正治療の目的は、いかに永久歯を生えやすくする環境を作ってあげるか、なので
永久歯が生えそろうまでは面倒見ますよ、と思ってやっています。
ワイヤーで矯正治療していると、相当汚れがたまりますよね。
ワイヤーで矯正していると、相当汚れがたまります。
別日でクリーニングと言う形で来ていただくと、保険診療でのクリーニングが出来ます。
ワイヤーで矯正している場合、予防歯科との連携が必要になってきます。
どうしてもプラークコントロール(歯垢の管理)が難しくなってきます。
歯並び良くなっても、虫歯だらけでは困りますよね。
家でのケアはどうすればいいのですか?
歯ブラシの仕方は指導しますが、来院の際にポリッシング(歯面清掃)もします。
歯垢を見せて「今、口からとったんだよ。食べる?」って聞くんです。
どれくらい汚れているかを知って、プロに取ってもらうことも大事です。
とても勉強になりました。最後に患者さんへのメッセージは有りますか?
来てもらいたいです。
あなたの話をしに、来てもらいたいです。
話をするのが好きなんで。
矯正以外の他の話でもOKです。(笑)
どうしても、歯医者さんに行って長々と話をしては悪いかしら?と思ってしまうのですが。
全然。大丈夫です。
私は、子供も好きですから。
安心していらしてください。
遠藤が認定医である「マウスピース矯正」についてのページはコチラ
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衛生士 鈴木麻里子