【歯周基本治療ベーシック 第3回】新卒歯科衛生士勉強会を実施しました(11月11日)

11月11日(火)、新卒歯科衛生士を対象とした「歯周基本治療ベーシック」第3回目の勉強会を開催しました。

午前の部:症例発表と治療計画立案

午前中は、前回に引き続き初診カンファレンスをテーマに、各自が担当した症例の発表を行いました。

患者情報、検査結果の整理、診断のプロセスを言語化することで、臨床判断の精度向上につながります。

その後、以下のステップに重点をおきながら、SPT(Supportive Periodontal Therapy)への移行を見据えた治療計画の立て方を学びました。

P検査II の評価と分析

プラークコントロール指導の振り返り

動機づけにつながる説明の工夫

継続して通院したくなる関係構築のあり方

患者様にとって「なぜ今この治療が必要なのか」をわかりやすく伝える力を養うことは、長期的な口腔健康の維持に欠かせない要素です。

午後の部:シャープニング・マネキン実習

午後は、スケーラー・キュレットのシャープニング確認からスタートしました。

適切な刃角を維持することは、施術の効果・効率・患者様の快適性に直結します。

続いて、マネキンを用いたキュレット基本操作実習へ。

特に以下のポイントを重点的にトレーニングしました。

ゼロ度挿入の正確な手技

エッジを「起こす」操作の理解と再現

苦手部位に対するアプローチの改善

器具操作の精度は一朝一夕では身につきません。

繰り返し実習し、自分の手の感覚として落とし込んでいくことが重要です。

まとめ

新卒期は、知識・技術・説明力すべてを基礎から形成する大切な期間です。

今後も、日々の診療と勉強会を通して、「患者さんに寄り添い、信頼される歯科衛生士」として成長できるようサポートしてまいります。

引き続き頑張っていきましょう。

医療法人社団マハロ会理事長でアンチエイジングの専門医として東京、千葉、埼玉に大規模歯科クリニックを5医院運営、法人理念は「予防歯科を通じて国民の健康と幸福に寄与する」ことをスローガンとし「歯を健康にしてアンチエイジングを手に入れる方法「歯科革命3.0」など予防に関する書籍を執筆、現在は一般社団法人日中友好予防歯科協会理事長として中国での予防歯科の普及にも尽力している。