顎関節症の概要

あごが痛む(顎関節痛・咀嚼筋痛)、口が開かない(開口障害)、あごを動かすと音がする(顎関節雑音)、のうちの1つ、またはこれらの症状が複合的にある場合、顎関節症と診断されます。

顎関節症を原因別に分類すると以下の通りです。

①顎関節痛障害 顎関節自体に痛みがあるもの

②顎関節円板障害 顎関節円板とは顎関節の中の骨と骨の間にあるクッションの役割をしているもので関節円板にずれが生じ痛みが引き起こされるもの

③変形性顎関節症 顎関節を構成する骨自体が変形していることにより痛みを生じさせているもの

④咀嚼筋痛障害 あごを動かす筋肉自体に痛みが生じるもの

このようなものに加え昨今は社会的なストレスが痛みのに原因に関係している場合もあります。

顎関節症は命に関わったり日常生活に著しい障害が出るような恐ろしい病気ではありませんが痛みや不快感があるのでしっかり治していくことが肝心です。歯科医師による適切な治療と日常生活のなかでの生活習慣や姿勢の改善など自己管理をしっかり行うことで症状は快方に向かいます。思い当たる方は症状が重篤になる前にお早めにご相談ください。

医療法人社団マハロ会理事長でアンチエイジングの専門医として東京、千葉、埼玉に大規模歯科クリニックを5医院運営、法人理念は「予防歯科を通じて国民の健康と幸福に寄与する」ことをスローガンとし「歯を健康にしてアンチエイジングを手に入れる方法「歯科革命3.0」など予防に関する書籍を執筆、現在は一般社団法人日中友好予防歯科協会理事長として中国での予防歯科の普及にも尽力している。