知覚過敏症について

冷たいものがしみる事はありませんか?
 
 
歯がしみるととても不安になるものです。
ですがそれはむし歯ではなく、知覚過敏症かもしれません。
 
 
まずむし歯の痛みとは、しみる時に痛みが数秒間続くのが特徴です。
むし歯が歯の神経に近づくと、温かいものにも痛みを感じたり、慢性的にズキズキと痛むようになってきます。 
 
  
 

そして知覚過敏の痛みはピリっとした瞬間的な痛みが特徴的で、
歯茎が下がり象牙質という部分が露出することで起こります。
 
 
歯の構造として、今皆さんが歯として目で見えている部分がエナメル質と言います。
このエナメル質というところは身体の中で一番硬いと言われており、神経をしっかりと守ってくれています。
ですが歯茎の中の歯の根っこの部分にはエナメル質が存在していません。
ですから歯茎が下がってしまうと神経に刺激が伝わりやすく、痛みを感じます。
 
  
 
 
その他にもむし歯を治療したばかりの歯がしみる!!というものもあります。
治療後は一時的に歯の神経が過敏になり、痛みを感じやすくなります。時期の経過とともに、
良くなってくることが多いです。
 
 
噛むとより痛い、歯が浮いた感じがする、歯茎が腫れた、などの場合は知覚過敏ではなく、
むし歯などで歯の神経が死んでいる、または歯周病による痛みが疑われます。
 
 
知覚過敏かな?と思ったらお気軽にお声かけください。

医療法人社団マハロ会理事長でアンチエイジングの専門医として東京、千葉、埼玉に大規模歯科クリニックを5医院運営、法人理念は「予防歯科を通じて国民の健康と幸福に寄与する」ことをスローガンとし「歯を健康にしてアンチエイジングを手に入れる方法「歯科革命3.0」など予防に関する書籍を執筆、現在は一般社団法人日中友好予防歯科協会理事長として中国での予防歯科の普及にも尽力している。