日本では予防のために歯医者さんに通う割合はたったの5%

先日、岸田内閣の骨太方針の中に国民皆歯科検診の義務化が盛り込まれさぞかし予防歯科が日本でも盛り上がってきているのだろうと思いきや日本では予防のために歯医者さんに通う割合は2〜5%というデータが出ております。それに比べて予防先進国のスウェーデンやアメリカで予防歯科に通う割合は80〜90%と言われ結果としてこの差は80歳時の歯の残存率に大きく影響を及ぼしています。グラフを見てもお分かりの通り定期的に歯医者に予防歯科で通う人ほど歳をとっても歯が残るという正の相関性が確認できることと思います。

ご自身の健康のことで歳をとってから後悔することのひとつに「歯の定期検診をやっておけば良かった」という項目が必ず筆頭に上がるのは歯を失ってはじめて歯のありがたみを感じているからにほかならないと思います。まさに後悔先に立たずということでしょうから若いうちから予防で定期的に歯医者さんを受診することを強くおすすめします。

医療法人社団マハロ会理事長でアンチエイジングの専門医として東京、千葉、埼玉に大規模歯科クリニックを5医院運営、法人理念は「予防歯科を通じて国民の健康と幸福に寄与する」ことをスローガンとし「歯を健康にしてアンチエイジングを手に入れる方法「歯科革命3.0」など予防に関する書籍を執筆、現在は一般社団法人日中友好予防歯科協会理事長として中国での予防歯科の普及にも尽力している。