大人のむし歯のリスク
大人になると、トラブルが起こらないと歯科医院に行かない人も多いと思います。
しかし、中には“特に大人に多いむし歯リスク”もあります。正しく知って、きちんと予防しましょう。
【大人特有のむし歯のリスクとは】
*二次カリエス(治療した歯は要注意)・・・修復物の内部で再発する二次的なむし歯のこと。
大人のむし歯のほとんどがこれというくらい多い。
再治療の際はさらに大きく削るため、歯の寿命を縮めてしまいます。
セラミックは金属より細菌を寄せ付けにくいため
予防効果が期待できます。
*根面う蝕(歯肉が下がってきたら)・・・歯肉が下がって、やわらかい象牙質が露出するため起こる。
歯根部分のむし歯は神経に近いため、
高い確率で神経を抜くことになってしまいます。
被せものをした歯も歯肉が下がると、歯根部分が露出するため
リスクは同様です。
被せものを長持ちさせるためにも歯ぐきのケアは大切です。
*酸蝕歯(食習慣大丈夫ですか?)・・・むし歯菌ではなく、飲食物の酸で歯が溶けてしまうもの。
甘いものを食べない人でも、習慣によってリスクがあるのでご注意を!!
スポーツをする人は運動中口が乾きやすく、さらにスポーツドリンクを
頻繁に飲むため非常にキケンです!
ほかにも、100%果汁ジュースをよく飲む人、
逆流性食道炎の人などは要注意です。
セルフケアも大事ですが、プロのチェックも欠かせません。
定期的に歯科健診を受けることで、万一むし歯が見つかっても早期対応で治療が最小限で済んだり
クリーニングをすることで、むし歯リスクが大幅に減少するというメリットがあります。