大人のむし歯のリスク

大人になると、トラブルが起こらないと歯科医院に行かない人も多いと思います。
しかし、中には“特に大人に多いむし歯リスク”もあります。正しく知って、きちんと予防しましょう。
 
 
 
【大人特有のむし歯のリスクとは】
*二次カリエス(治療した歯は要注意)・・・修復物の内部で再発する二次的なむし歯のこと。 
                     大人のむし歯のほとんどがこれというくらい多い。
                     再治療の際はさらに大きく削るため、歯の寿命を縮めてしまいます。
                     セラミックは金属より細菌を寄せ付けにくいため
                     予防効果が期待できます。
  
 
 
 

 
 
 
 
 
 
*根面う蝕(歯肉が下がってきたら)・・・歯肉が下がって、やわらかい象牙質が露出するため起こる。
                    歯根部分のむし歯は神経に近いため、
                    高い確率で神経を抜くことになってしまいます。
                    被せものをした歯も歯肉が下がると、歯根部分が露出するため
                    リスクは同様です。
                    被せものを長持ちさせるためにも歯ぐきのケアは大切です。
 
 
 
 
 
 
 
*酸蝕歯(食習慣大丈夫ですか?)・・・むし歯菌ではなく、飲食物の酸で歯が溶けてしまうもの。
                   甘いものを食べない人でも、習慣によってリスクがあるのでご注意を!!
                   スポーツをする人は運動中口が乾きやすく、さらにスポーツドリンクを
                   頻繁に飲むため非常にキケンです!
                   ほかにも、100%果汁ジュースをよく飲む人、
                   逆流性食道炎の人などは要注意です。
 
  
 
 
 
 
 
 
セルフケアも大事ですが、プロのチェックも欠かせません。
定期的に歯科健診を受けることで、万一むし歯が見つかっても早期対応で治療が最小限で済んだり
クリーニングをすることで、むし歯リスクが大幅に減少するというメリットがあります。
                 

医療法人社団マハロ会理事長でアンチエイジングの専門医として東京、千葉、埼玉に大規模歯科クリニックを5医院運営、法人理念は「予防歯科を通じて国民の健康と幸福に寄与する」ことをスローガンとし「歯を健康にしてアンチエイジングを手に入れる方法「歯科革命3.0」など予防に関する書籍を執筆、現在は一般社団法人日中友好予防歯科協会理事長として中国での予防歯科の普及にも尽力している。