口腔ケアでインフルエンザ予防

毎年一千万人以上が罹患するインフルエンザ、発熱に加え悪寒、頭痛、関節痛などの症状を伴い、重症化すると肺炎などを併発し死亡することもあるとても怖い感染症です。インフルエンザの予防対策として以下のようなものがあります。

①ワクチン接種、しかしウイルスは毎年のように小さな変異を繰り返すため、100%予防することは難しい。

②手洗い、うがいの励行

③十分な栄養と休養をとり免疫力を高める

④人混みを避ける。

⑤室内の換気

⑥マスクの着用

などと新型コロナ対策として行ってきた予防策そのものです。特に高齢者に対し専門的口腔ケアを行い口腔ケアを行ったグループと行わなかったグループで比較した場合口腔ケアを行ったグループではインフルエンザの発症リスクが10分の1に抑えられたという報告があります。

コロナ禍で感染症予防の意識が高まり手洗い、うがいやマスクの着用でインフルエンザの発生は驚くほど減少しています。このような対策に加え特に抵抗力の低い高齢者は口腔ケアでインフルエンザにかからないよう予防していくことが重要になります。

医療法人社団マハロ会理事長でアンチエイジングの専門医として東京、千葉、埼玉に大規模歯科クリニックを5医院運営、法人理念は「予防歯科を通じて国民の健康と幸福に寄与する」ことをスローガンとし「歯を健康にしてアンチエイジングを手に入れる方法「歯科革命3.0」など予防に関する書籍を執筆、現在は一般社団法人日中友好予防歯科協会理事長として中国での予防歯科の普及にも尽力している。