冬の食事と虫歯予防 ― 鍋やスープで温かく歯を守る

埼玉県越谷市の かみむら歯科・矯正歯科クリニック

冬になると体が冷え、温かい料理が恋しくなりますよね。
鍋料理やスープは身体を温めるだけでなく、実は虫歯予防にも効果的な一面があります。
今回は、冬ならではの食事とお口の健康の関係について、埼玉県越谷市の
かみむら歯科・矯正歯科クリニックから分かりやすくご紹介します。

■ 鍋やスープが虫歯予防に役立つ理由

① 野菜がたっぷりで噛む回数が増える

鍋料理はキャベツ、白菜、きのこ類などの食物繊維が多い食材をたっぷり取れます。
しっかり噛むことで唾液が多く分泌され、唾液が虫歯菌を洗い流し、酸を中和する働きをしてくれます。

② 温かい食べ物は唾液の分泌を促す

冬は気温が低く、口が乾きやすくなります。
温かいスープや鍋を食べることで口の中が温まり、唾液量が増えることで乾燥による虫歯リスクが軽減します。

③ 糖分の少ない料理が多い

鍋や和風スープは砂糖をほとんど使わないため、
ジュースや甘いスイーツに比べ虫歯のリスクが低い食事といえます。

■ 冬に気をつけたい「虫歯リスクの高い食べ物」

温かい飲み物・食べ物でも注意が必要なものがあります。
• 甘いホットドリンク(ココア、甘酒、加糖のカフェラテ)
→ 飲み続けると口の中に糖が長時間残りやすい
• みかんの食べすぎ
→ 酸が強く、歯の表面を溶かす「酸蝕症」のリスク
• 冬限定のスイーツ(チョコ、焼き芋、和菓子)
→ 粘着性が高いものは歯に張りつきやすい

温かい料理=虫歯にならない、というわけではないため、
普段のケアも大切です。

■ 冬の虫歯予防におすすめの習慣

● 食後はできるだけ早く歯を磨く

特に甘いものを食べた後は早めにケアしましょう。

● 水やお茶で口をゆすぐ

寝る前に甘い飲み物を摂る習慣がある方は要注意。
白湯や水に置き換えるだけでも虫歯リスクがぐっと下がります。

● 加湿して口の乾燥を防ぐ

乾燥すると唾液量が減り、虫歯だけでなく口臭の原因にもなります。
加湿器の活用も効果的です。

■ 越谷市で冬の歯のトラブルが気になる方へ

埼玉県越谷市の かみむら歯科・矯正歯科クリニック では、
虫歯予防のための定期検診、口腔内クリーニング、乾燥によるトラブル対策など、
季節に応じたケアのアドバイスも行っています。

冬は虫歯や歯ぐきのトラブルが増える季節。
「最近甘いものを食べる機会が増えた」「冷たい水がしみる」
などの症状がある方は、お気軽にご相談ください。

医療法人社団マハロ会理事長でアンチエイジングの専門医として東京、千葉、埼玉に大規模歯科クリニックを5医院運営、法人理念は「予防歯科を通じて国民の健康と幸福に寄与する」ことをスローガンとし「歯を健康にしてアンチエイジングを手に入れる方法「歯科革命3.0」など予防に関する書籍を執筆、現在は一般社団法人日中友好予防歯科協会理事長として中国での予防歯科の普及にも尽力している。