エナメル質形成不全症とは?

エナメル質形成不全症とは歯の一番外側にあるエナメル質の部分が歯が形成される過程でうまく作られず
エナメル質に限局性の白斑や着色ができたり、重度のものはエナメル質の表面が陥没し茶色く変色し
欠けがみられるような状態になる場合のことをいいます。

乳歯にも永久歯にも見られその部分は歯の質が弱いため虫歯なりやすいことが言えます。
ただしこの段階では虫歯ではありません。

エナメル質形成不全症の治療はエナメル質形成不全の状態が、限局性の白斑や着色だけの軽度のものなら
ご自宅での歯ブラシを含め予防処置をしっかり行ったうえで定期的に歯科医院でフッ素を塗って
虫歯になるのを防ぎましょう。

しかし、エナメル質形成不全は上の前歯に出現することが多く見た目が悪いため患者さん自身のご希望に応じて
虫歯と同様の歯冠修復処置がおこなわれる場合もあります。

歯に白斑や茶色く凹んだような状態が見られたならお気軽のご相談ください。

医療法人社団マハロ会理事長でアンチエイジングの専門医として東京、千葉、埼玉に大規模歯科クリニックを5医院運営、法人理念は「予防歯科を通じて国民の健康と幸福に寄与する」ことをスローガンとし「歯を健康にしてアンチエイジングを手に入れる方法「歯科革命3.0」など予防に関する書籍を執筆、現在は一般社団法人日中友好予防歯科協会理事長として中国での予防歯科の普及にも尽力している。