歯や口のけが

歯を失う原因は、むし歯や歯周病だけではありません。
もしアクシデントで健康な歯が欠けたり抜けたりしてしまったら…
歯や口の外傷、もしものために知っておきましょう。
 
 
 
Q.けがで歯が抜けてしまいました。どうしたらいいですか?
 
A.再植や接着ができるかもしれません。抜けた歯(あるいは歯のかけら)を探して
できるだけ早く歯科医院を受診しましょう。見える範囲が欠けていなくても歯根が折れていたり
歯の位置がずれていることもあります。
 
 
Q.けがで歯肉や唇から血が出ています。
 
A.濡らしたガーゼやティッシュなどで出血部位をきれいにしてから、清潔なガーゼで出血部位を
押さえてすぐに歯科医院を受診しましょう。
 
 
Q.けがで抜けた歯はどうしたらいいの?
 
A.再植するためには歯根膜(歯の根の表面)の細胞を生かしたままにすることが大切です。

歯科医院では、いつ、どこで、何にぶつけたのかをきちんと説明しましょう。
けがの状況を詳しく伝えるために患部、全身、周囲の状況などを写真に撮っておくと歯科外傷の参考になります。
 
 
 
※抜けた歯を取り扱う際の注意点※
根っこの部分は大切な組織ですので触らないようにしましょう。
乾燥は大敵!牛乳に浸すかお口の中に含んで急いで歯科医院に行きましょう。
水道水で洗ったり水につけてはいけません。

医療法人社団マハロ会理事長でアンチエイジングの専門医として東京、千葉、埼玉に大規模歯科クリニックを5医院運営、法人理念は「予防歯科を通じて国民の健康と幸福に寄与する」ことをスローガンとし「歯を健康にしてアンチエイジングを手に入れる方法「歯科革命3.0」など予防に関する書籍を執筆、現在は一般社団法人日中友好予防歯科協会理事長として中国での予防歯科の普及にも尽力している。