それ、知覚過敏かもしれませんよ

冷たいもの、または甘いものを飲食したとき。歯ブラシの毛先が触れたとき。
冷たい風があたったとき。こんなときにしみると感じるのは知覚過敏が考えられます。
 
 
 
歯肉が下がり、軟らかい象牙質が露出して起こります。
象牙質には、神経に通じる細い管が無数にあり、刺激が直接神経に届いてしまうのです。
 
 
 
 
〈知覚過敏の治療法〉
   再石灰化を促す…唾液による再石灰化で、象牙質を修復します。
 
   専用の歯磨き粉を使う…歯の神経の鎮静作用があり、徐々に治まります。
 
   薬剤を使う…刺激を受けにくくする薬剤を塗布します。
 
   コーティング材を使う…歯科用プラスチック材などでコーティングします。
 
※痛みがひどく日常生活に支障をきたす場合は、歯の神経を取ることもあります!!
 
 
 
軟らかい象牙質が露出したままだと歯根面のむし歯「根面う蝕」を起こしやすくなります。
こわいのは、歯の神経に近いので重症になりやすいこと。歯肉が下がってきたら要注意です。
 
 

 

 
健康な歯茎の方でも、ある程度の歯肉の退縮が起こります。
30歳を超えたら、歯周病の予防につとめましょう。また、歯肉を下げる強い歯みがきは控えましょう。

医療法人社団マハロ会理事長でアンチエイジングの専門医として東京、千葉、埼玉に大規模歯科クリニックを5医院運営、法人理念は「予防歯科を通じて国民の健康と幸福に寄与する」ことをスローガンとし「歯を健康にしてアンチエイジングを手に入れる方法「歯科革命3.0」など予防に関する書籍を執筆、現在は一般社団法人日中友好予防歯科協会理事長として中国での予防歯科の普及にも尽力している。